ジェルネイルユーザーは気を付けて!爪水虫について知っておくべき7つのこと

こんにちは!FREE’Snailです。

爪水虫という病気をご存じですか?爪の病気の中で最も多いといわれています。知ってはいるけど、詳しくは知らないという人が多いのではないのでしょうか。

爪水虫は、感染症の一種で、完治するまで少なくとも半年といわれています。私ってもしかして爪水虫かもといった症状がある方は早めに治療するのがお勧めです!

しかも放っておくと爪が変形したり、周りの人に移してしまったりと取り返しのつかないことになってしまいます。

今回は爪水虫についてジェルネイルユーザーが知っておくべきことをまとめたので、ぜひ読んでみて下さい。

1. 爪水虫とは

白癬菌(はくせんきん)が原因の病気で、白癬菌という生きた水虫菌が爪の中で活発に繁殖している状態です。

白癬菌とは、いわゆる水虫の原因菌です。白癬菌が足にいれば足白癬(水虫)で、爪の中に侵入すると爪白癬(爪水虫)となります。

この爪白癬は感染症の一種で、爪の病気の中で最も多い症例です。

爪水虫は一度発症すると、通常の水虫よりも治りにくく、また手にも感染しやすいという特徴があります。 

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出典:http://www.tsumenet.com/index.html

白癬菌(はくせんきん)

人間のあらゆる皮膚の角質層に常在する真菌(カビ)の一種で、全身の至る所に生息しています。また、白癬菌感染症で最も多いのが水虫であるため、別名:水虫菌とも言われています。

人間の皮膚(角質層)はアカとなってはがれ落ちていきますが、白癬菌もそれにくっついて共にはがれ落ちます。

ただし、白癬菌は乾燥した皮膚に付着しても、洗い流せば感染することはありません。自然に落ちていく場合もあります。

白癬菌はカビの一種であるため、高温多湿な場所を非常に好み、温度15℃以上、湿度70%以上になると増殖力が活発になります。増殖力が活発になると皮膚(角質層)の奥へと侵入していき、さらに増殖してさまざまな症状を現します。特に靴の中は湿度が95%にも及ぶため、足に繁殖しやすいと言われています。

また、日本はカビが好む高温多湿な気候であるため、増殖しやすい土地柄と言えるでしょう。

人間の皮膚(角質層)にはケラチンという物質が存在し、白癬菌はこのケラチンを非常に好むため、皮膚(角質層)に寄生してしまうと簡単には死滅しません。しかし皮膚(角質層)からはがれ落ちてしまえば、数週間ほどで死んでしまいます。

白癬菌が感染するのはその落ちた角質層(アカ)が原因と考えられています。  

2. 爪水虫の症状

  • 爪が白く濁る
  • 爪がボロボロになり崩れる
  • 爪の形が変形する
  • 爪が厚くなる
  • 爪に筋のようなものができる
  • 周りに炎症ができる 
 

爪水虫になってしまうと、爪の表面がボロボロになってしまい、キレイに生えてこなくなります。またボロボロになるだけではなく、爪の表面に筋のようなものがたくさんできたり、爪のまわりに炎症がおこります。

初期の症状であれば、痛みを感じるようなことはありませんが、白癬菌の感染が進行すると痛みを感じる場合があるでしょう。

もし少しでも爪が厚い・色がにごっていると感じた場合や、爪のまわりが炎症してしまい靴などを履く時に痛みを感じた場合は、爪水虫であることを疑うようにして下さい。 

3. 爪水虫発症時の治療法

内服薬での治療

ラミシール錠、イトリゾール錠という内服薬が、現在主に使用されています。どちらの薬剤も爪水虫に対する有効性は9割にも及びます。

内服薬は長時間爪の中にとどまり、外用薬では届かない奥の白癬菌も死滅させることが可能です。

しかし肝臓に負担がかかる場合もある薬剤なので、定期的に血液検査を行いながら治療を進めていった方がよいでしょう。

外用薬での治療

外用薬での治療は、爪水虫(爪白癬)にはあまり効果がないとされています。爪水虫(爪白癬)は白癬菌が爪の奥まで侵入してしまうので外用薬が届かないからです。

しかし症状によっては外用薬でも十分な効果が期待できる場合もありますので、使用する薬剤を医師に選択してもらいましょう。

4. 治療期間について 

薬の服用期間は、飲み薬の場合3~6ヶ月程度。

白癬菌を死滅させても変色した爪は元には戻らず、生え変わるのを待つしかありません。人間の爪が全て生え変わる期間は、足の親指で約6ヶ月、小指で約1年と言われています。

爪水虫(爪白癬)の完治までには少なくとも半年、長ければ1年以上かかることがあるので、根気よく治療を進めていくことが重要です。  

5. 爪水虫が発症する原因

長い間水虫を患っているうちに、白癬菌という真菌が爪と皮膚の間に入り込み、爪水虫となる場合が多いです。
また、家族の中で感染している人がいると、家族内でうつる可能性が非常に高いです。

6. 爪水虫の予防法

殺菌&徹底的な乾燥

白癬菌は感染力が強くないので、空気による感染などはありません。感染の可能性があるのはバスルームの足ふき、スリッパなどの湿っていて暖かい場所です。
もし爪水虫になってしまった場合は、治療をする時にも感染させないように気をつけましょう。

温度と湿度が高まることで白癬菌は活性化してしまいます。一日中靴を履いたりしてムレてしまった足は、毎日こまめに洗ってよく拭き、しっかりと空気にさらして乾燥させるようにしましょう。毎日の通勤でかなり足がムレてしまうようなら、職場に替えの靴を置いておき、出社時と退社時で違う靴を履くのも良い方法です。 

他の指への感染を防ぐ

初期の爪水虫は、放置していても痛みやかゆみなどの自覚症状はほとんどありませんが、放置すると着実に症状は悪化してしまいます。

悪化すると爪が厚くなり色が濁っていき、爪の形も変形していくのと同時に、初期の段階では親指だった爪水虫が、他の爪にも感染することもあります。

そうなると治療にも時間がかかってしまうので早急に治療をすることが重要です。

  1. 5本指の靴下を履く
  2. 1日2~3回靴下を取り替える

こうした方法で、他の指への感染はある程度防げます。

5本指の靴下は吸湿性の良いコットン製の物などを選びましょう。最近では「白癬菌対応」などといった水虫対策に特化した製品も売られています。

また、靴下を履かない睡眠中などはペディキュアを塗るときに足指の間に挟んで使うトーセパレーターが役に立ちます。もちろん、トーセパレーターもこまめに洗い、乾燥させた清潔な物を使いましょう。 

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出典:amazon

家族間の感染を防ぐ

  1. 掃除、床拭き
  2. お風呂マット、スリッパを共用しない

患部からポロポロと落ちる角質は白癬菌の塊の可能性が高いので、室内をキレイに拭き掃除することにより同居する家族への感染を防ぎます。

また、お風呂上がりに足の水分をふき取るマットは白癬菌の温床です。面倒ですが、感染している人とそうでない人のマットは完治するまで分けた方がいいでしょう。同様に、家族間でのスリッパの共用は避けましょう。 

図2

出典:amazon

7. まとめ

爪水虫になる人の多くは、足の親指の爪が感染しています。

自分自身の足の親指を確認して見て、爪が白くに濁っている、変形している、ボロボロになっているのであれば白癬菌に感染している可能性があると考えたほうが良いでしょう。

爪水虫は初期段階から治療を開始できれば、塗り薬だけで完治させることも可能です。私ってもしかして爪水虫かも。といった症状がある方は早めに治療することをお勧めします。