ジェルネイルユーザーの皆様こんにちは。
ネイルサロンやセルフネイルでジェルネイルをしている時に「痛っ!」「熱っ!」などと感じた経験はないでしょうか?
私はあります。
なんなら、「このままライトに入れっぱなしにしていたらどうなるんだろう・・・」と思い、実験気分で暫くライトに手を入れたままにして(※絶対に真似をしないでください)軽く火傷という結果になったことも。笑
今回は「痛っ!」「熱っ!」の原因などをまとめてみました^^*
1、硬化とは・・・
ジェルの硬化
ジェルは光を照射する事により硬化します。ジェルの主要な内容成分はメタクリル酸エステル モノマー・アクリル酸オリゴマー・光重合開始剤(フォトイニシエーター)が一体となっており、そ の中の光重合開始剤が光を吸収し硬化します。
ジェルを専用のライトに当てて、固める事。
※基本的にジェルはライトに当てないと固まりません。
2、硬化熱とは・・・
ジェルが固まる時に発生する熱のこと。
光重合開始剤(フォトイニシエーター)
ジェルネイルに使用する重合開始剤は、光(紫外線、可視光線)を吸収する事によりラジカル (不対電子)を発生、重合の起点となる成分、ラジカルによって重合するのでラジカル重合とも いいます。ジェルが重合(硬化)する際、ラジカルが発生し発熱します。
なんか難しく書かれていますね。
つまりは、
ジェルを爪に塗ってライトに入れると
化学反応がはじまります。
↓
その反応が起こっている時に熱が発生します。
↓
その熱が爪の下の皮膚(指)に伝わり
熱く感じているのです。
3、UVライトとLEDライトによる硬化熱の違い
硬化速度が遅め
<化学反応のスピードが遅い>
↓
硬化熱がゆっくり発生。
熱くなりやすい方にはUVの使用をおすすめします^^*
<化学反応のスピードが速い>
↓
一気に硬化熱が発生。
瞬時に熱くなるので要注意!
4、ジェルの塗り方による要因
主にベースのジェルよりも、コーティングのジェルの方が熱くなりやすいです。(※ジェルの種類により、硬化熱を発生しやすいものとそうでないものがあるようですが。)
・厚塗りをする
分厚くなればなるほど熱くなります。
・ジェルが指に付着したまま固める
皮膚に付着したまま固めようとすると直接皮膚なのでとても熱く感じるでしょう。ジェルの量が多い場合だと最悪の場合、火傷する可能性もあるので注意。
・カラー、アートなどのデザインがなくクリアの場合
ベースとカラーの間に何もない場合は皮膚に熱が伝わりやすいので要注意。
5、まとめ
・硬化熱は必ず発生するもの。
ジェルの塗り方や、ライトにより感じ方が違うもの。
これらを踏まえて、
・厚みを出したいときは薄くぬり、2回に分けて固める。
・ライトに手をいれて熱く感じたらすぐに手をだす。
(※10秒くらいが痛く感じやすく、一度完全に痛みが引けばもう痛くなりません。)
☆痛みが完全になくなるまで出しっぱなしにしましょう。
・爪が薄い |
・熱に弱い |
・お肌が弱い |
・皮膚が薄い |
・・・など方も硬化熱を感じやすいので要注意。
・皮膚にジェルが付着した場合も必ず、拭き取ってからライトに入れて固めましょう。
以上、施術する(される側も)ポイントをしっかり掴んでいると、『熱い!痛い!』という思いをしなくてもいいのできちんと理解した上でジェルを楽しみましょう。
FREE’Snail 大下 彩
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